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【ブログ】024-ゆっくり着実に変わる。

こんな記事を見つけました。
66歳の重度障碍者の男性が60年ぶりに体験した学校生活を取り上げた記事です。

こちら★↓

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191017-00000022-mai-soci

みなさんは、「就学免除」という言葉をご存知でしょうか?

*就学免除について

*1979年(昭和54年)4月1日に養護学校が義務教育になる前、日本では、本人および保護者の意思に関わらず、多くの障害児の保護者に対して就学猶予や就学免除の適用がされていた。これらは、教育を受けさせる義務の猶予あるいは免除であって、教育を受ける権利に直接的な影響を生じさせるわけではない。
しかし、障害児のための学習環境の整備が遅れていたため、実際には、ある程度重度の障害児本人および保護者が学校教育を受けることを希望しても、ほとんどの場合で入学が認められなかった

私は、この仕事に就くまでこの言葉を知りませんでした。

友人の脳性麻痺の男性
彼は、30歳ほど離れた人生の大先輩

「青木ちゃん、僕はね、学校に行ってない。
だから文字は、全部漫画を見て覚えたし、父親の大工仕事を見て
それも一生懸命覚えたんだ!!
僕の夢はね、青木ちゃん修学旅行に行くことだよ!!」
という会話が男性の笑顔とともに思い出されました。

時々ヘルパーさんが
「障害者を取り巻く環境は、変えられないのではないか?」と

話してくださることがあります。

確かに3年、5年、10年という期間では変わらないかもしれません。

でも、こういったニュースを目にした今いろんなことを感じました。

養護学校が義務化された1979年から8年後に障害を負って生まれきた私が、
これまで養護学校→一般高校→大学、そして一般就労(福祉事業所に職員として就職)
と過ごして来られたように社会の人の認識は、ゆっくりとでも、着実に変わっているんだと認識することができます。

私も、平坦な道のりでは、
なかったけれどいろんな人のたくさんの協力や理解の上に今の私がいると思っています。

「そんなの無理だよ、現実を見ないと!」
という言葉は、すごく苦しい。

障害者といわれる私は、いつまで経っても特別な人だと言われている気がするから。

でも、最近思います。

理想を絵に描いた餅にしないために、現実をちゃんと見るんだと。
そこから、やれることからやればいいと思えるようになってきました。

だから、みなさん

夢は、たくさん、たくさん、描きましょう!!