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講演会「パラリンピアンのけいぴょんだけどけいぴょんもみんなと一緒」の詳細!

こんにちは。青木です。

先日、講演会のお知らせを掲載させていただきましたが、今回この講演会について詳しくお話させてください。

昨年末、社長(以下、わかりやすく:啓太さん)からこの講演会の提案があった時、登壇者に名前が挙がっていたのは、啓太さんではなく、私でした。

でも私は、一年間この会社で働かせていただき啓太さんとご両親に間近で接する中で、それまで10年以上友人だった啓太さんを初めて知ることも多くありました。

それは、親御さんのお話を聞いたことが大きかったと思います。

啓太さんが窒息し、障害を負った当時の状況やご両親の気持ち。

ドーマン法に取り組んだ10年間

すぐに調子に乗り、楽天的で実は、超がつくほど小心者・・・でも自分の意志は絶対曲げない!そんな啓太さんを必然的に支えることになった(なってしまった・・・!?)家族の思い。

私の目の前に現れた加藤啓太は、最初からあんな感じで今よりも、もっとできなかったことがあったことや本人の意に反して親御さんは、すごく心配いていたことなどをたくさん知ることが出来ました。

だから、今回は親子で登壇することに意味があると思いました。

生まれ持った機能や環境で彼は、今の生活をしているわけではありません。

また、彼一人がものすごく努力家だというわけでもないと思うのです。彼の努力は、皆さんがイメージしている努力とは、少し違うように思います。

たくさんの人の理解や配慮、そしてご家族の努力や啓太さんとの向き合い方・・・その一つ一つが様々な形で今の啓太さんをつくっているのではないでしょうか?・

私もよく「青木さんくらいの障害だったらなんでもできる!」と言われますが、普通にしていて出来るようになったわけではなく、それなりの努力とそれなりに頭を使っています(笑)

啓太さんのご両親の話を聞いて自分自身を振り返ると私自身も早産で生まれ、呼吸が止まり、けいれんを何度も起こし、生後5カ月で障害がわかり、今では「生まれたときは元気に泣いたんだけど、そのあと呼吸が止まっちゃって~!」と明るいトーンで話す私の母ですが、母には、母の複雑な気持ちがあるのではないかと考えるようになりました。

自立と一言でいうと凄く難しいのですが、啓太さんや私は、自分に障害があることを理由にせず、同世代の人たちと同じように毎日を楽しみ、恋愛をし、時々は、悔しい思いや怒ることもできるそんな風に自分の人生を充実させることができる障害者が一人でも多く増えるように何かのきっかけになればと思っています。

自分の進路に悩む障害のある高校生や親御さんにもぜひ聞いて頂きたいと思っています。